2013.12.16

Paid Vaca Interview with Teddy King

2013-12-16 20.54.55
Paid Vaca Interview with @TeddyKing…
paidvaca.com/blog/teddy-king-of-lafayette-crew-japan
先日公開され反響を呼んでいるTeddy Kingのインタビューの日本語訳を紹介!!!
翻訳:ルイテック氏 / @ruitek

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Q:ヤァ、Teddy調子はどう?
実はかなり前からNYのミュージックシーンとファションシーンでの君の動きが気になっていたんだ。
君のDJとしてのバックグラウンドがストリートウェア業界に引きこんだんだ思うんだけど、どうやってこのシーンに入り込んだのか軽く聞かせてもらえる?

A:調子はいいよBrad。
そうだね、まず1997年にDJを始めた事がきっかけかな。当時流行っていたアングラのヒップホップに興味を持ってね。それからFat BeatsやBobbitos Foot Worksに通うようになって新譜を買いあさっていたんだ。ほとんどの曲がアナログでしか手に入らない物ばかりだったよ、そのおかげで自然とアナログに触る時間が増えDJとしてのスキルを覚えていったんだ。
ストリートウェアシーンで初めて本格的に動きだしたのは2006年だったかな。昔から友達だったNick LangellaとPeter Leonardが当時彼らがやっていたブランド、King StampedeとBoundless NYで一緒にやらないか?って声をかけてくれたのがきっかけだよ。その時すでにこのブランドはNYのムーブメントの最先端にいてね、色々なブランドと仲良くて、まさに何かが動き出そうととしていた特別な時期だったね。
SSUR、Mighty Healthy、Mishka、10 Deep、Reason、Acapulco Gold。。。
みんなと友達だったよ。

 

Q:個人的に君が関わっていたKing StampedeとBoundless NY、両方とも大好きだったよ。
特にBoundlessの一番最近?最後?のコレクションの画像をWEBで見るとクオリティの高さに本当に驚かされるよ。2年位前になるのかな?Boundless NYとかの復活は考えてる?それとももう完全に他のプロジェクトに移っちゃった?

A:そうそう、King Stampedeを一度休止してから、Boundless NYでいくつかコレクションをリリースしたんだ、評判もよかったよ。
あ、あとKing StampedeはGreatful Deadのツアー会場に行けば新しいプロダクトを買えるよ、会場限定で販売してる。たくさんの人からKing Stampedeの復活してくれってリクエストされてるからもちろん再始動は考えてるよ。僕はいつでもKing StampedeとBoundless NYをサポートしてる、インスタグラムの@kingstampedeもチェックしてくれ!

 

Q:NYのストリートウェアシーンから学んだ教訓はある?

A:今までこんなに一つの事を熱心に続けた事がなかったんだ、色々な事を学んだけど、新しい事を吸収する事と一生懸命になる事かな。
今ここにいるのも全てそのお陰だよ。

 

Q:NYの音楽シーンから学んだ教訓はある?

A:自分らしくある事と幅広いDJである事かな。僕は最初バトルDJをしていてNY周辺でバトルをしてた、その流れでビートディグとレコード収集に走った。その後、MIXを作ったりパーティーでDJするようになったんだ。アーティストと組んでショウをやったりし始めたのは最近の事だね。今は副業的なスタンスでDJをしてる。簡単に説明すると16年間のDJとしてのキャリアはこんな感じかな。
今までDJだけを本業とした事は一度もない。いつもメインの仕事があった上でDJをしてきた、趣味の延長って感覚だね。 だからDJを本業として毎日プレイしてるDJはリスペクトしてるよ。

 

Q:現在LafayetteのUSセールスマネージャーとプレス業を行ってるようだけど、どうやってLafayetteチームと知り合ったの?

A:2010年にClark KentがBoundless Movementと僕にLafayetteクルーを紹介してくれたんだ。
Clark Kentは昔から僕達のやっている事をサポートしてくれてたし、Lafayetteの世界的なムーブメントでも大きな役割を担ってた。だから僕もすぐにLafayetteのプロダクトとブランドビジョンを気に言ったよ。 そこからお互いにサポートするようになったんだ、ミュージックプロジェクトをいくつか手掛けたり日本にDJしに行ったりして関係を深めていったんだ。
それからしばらくして、USのセールスをやってみないか?ってオファーを受けてから、少しずつ進めていって、今年4月にアメリカのウェブストア立ち上げができたんだ。今はブルックリンにあるショールームと倉庫も兼ねたオフィスでPrivilegeウェブサイトのマネージャーとしてフルタイムで働いてるよ。

 

Q:LafayetteのNYカルチャーに大きな影響を受けているプロダクトが僕達も大好きなんだけど、ブランドとしての強みや他と違う所ってなに?

A:そうだね、クルーには長い歴史があってね。最初はTシャツ数型から始り、今はフルコレクションをリリースするまでに成長した。ちょうど10周年を迎えたんだけど、これはすごい事だよ。長年の経験と豊富な知識が強みかな。
あとそれがちゃんとプロダクトに反映されてる。

 

Q:Lafayetteの「日本生まれ」って点はプロダクトのクオリティやイメージの面でプラスに働いてる?

A:もちろんさ、プロダクトの仕上がりには自信を持ってる。コレクションを見てもらえば分ると思うよ、特にカット―ソー類の仕上がりは最高だよ。

 

Q:Lafayetteのルーツはどこ? その場所はプロダクトデザインに影響を与えてるのかな?

A:最初の店は東京から少し離れたビーチサイドの街、藤沢にオープンしたんだ。その次に横浜、ここは東京のブルックリン的な感じかな。それぞれが異なるスタイルで打ち出してて、藤沢は古着を多く扱ってスリフトストアみたいな感じになってる。
横浜は2フロアーに分れていて1つはJ.crewやPoloを中心に展開してて、別のフロアーはAcapluco Gold、DeadlineやAmを置いてある。

 

Q:今現在ファッションプロジェクトに関わって、実際にプロダクトを作ったりしている?

A:ちょうどANTHEMってブランドを自分で立ち上げたところだよ。Privilege NYのサイトでチェックできるよ。
音からインスパイアされたユニークなブランドだよ。様々なノイズ(雑音)に関連したグラフィックを使ってる。ANTHEMのインスタグラム、@anthem_newyorkを見てもらえればわかるよ。

 

Q自分が関わっているブランド以外でどのブランドが好き?理由は?

A:Neighborhood、Wtaps、Acapulco Gold、Stussy、SupremeあとBrooks Brothersかな。全ての面においてハイレベルでリアルだからだね。

 

Q:NYがストリートウェアシーンに伝えていくべき事は?カルチャーとしてNYは世界のストリートウェアシーンにどんな貢献をしてきたと思う?

A:全部だよ!全てはNYから始ったんだ。ヒップップや他の多くの物と同じようにね。
「The City of Dream」だよ。僕は夢を手に入れようとしている一人に過ぎない。可能性は無限だよ!

 

Q:今NYのストリートウェアに欠けていることは?

A:ストリートウェアには教育が欠けているよ。ブランドは、他のブランドが今までどのグラフィックをどのように使ってきたか知っておく必要があると思う。その知識を自分達のブランドに反映させるべきだけど、多くのブランドはそれをやってないんだ。
今ちょうどT-World MagazineのEddieとTシャツのグラフィックを集めた本を作る話が持ち上がってるんだ。ここ10年の間に、あるブランドのTシャツにプリントされたグラフィックを見れる本だよ。

 

Q:最後にアドバイス何かアドバイスはありますか?

A:チームとして動き、ファミリーとして接し、同じビジョンと夢を持っていれば良い物が作れて、みんながハッピーになれるよ。